母であり歌姫 コロンえりか氏が平和と音楽を語ります
明日、10月24日(土)に、駐日ベネズエラ・ボリバル共和国特命全権大使夫人・コロンえりか氏が、こうのすコミュニティ大学にて講演します。
コロン氏は、大使夫人という一国の代表、声楽家、4児の母という多くの顔を持っていらっしゃいます。
そんな中、障害を持つ子供たちと「歌う」活動や東日本大震災復興支援活動など、穏やかに広がる「愛」を感じる活動をなさっています。
そのきっかけは、学生時代に行った長崎にありました。
浦上天主堂にある「被爆のマリア像」
美しいマリア像に見慣れ、しかも感性豊かな歌い手であるコロン氏にとって、「像」というにはあまりにもかけ離れた姿は、とてつもない衝撃だったでしょう。
そして、その経験から生まれたのが「被爆のマリアに捧げる賛歌」です。
この歌を世界各地で歌いながら、コロン氏の活動は広がっていきました。
東日本大震災復興支援活動として、被災地でのチャリティーコンサートを開催。
また、視覚障害、身体障害、知的障害を持つ子どもたちが声を出してコーラスし、聴覚障害を持つ子は白い手袋に覆われた手で歌う「ホワイト・ハンドコーラス」の設立。
この「ホワイト・ハンドコーラス」は、一人一人がお互いを気にかけ、フォローし合い、何度も何度も失敗と成功を繰り返したからこそ生まれた「合唱」です。
コロン氏の公式サイトに書かれていた文中で特に印象深かったのは、「聴覚障害を持つ人」が口にした「音楽がない人生は考えられない」という言葉でした。
音楽が秘めている不思議で無限の可能性を感じ、それを信じて行動する。
だからこそ、「難しい」といわれることでさえ、皆で成し遂げることができる。
当事者にも聴く者にも強い感動を与えたのは、そんなコロン氏の想いが届いたからかもしれませんね。
さて、こうのすコミュニティ大学特別講座のテーマは、【音楽と共に歩む平和と多様性】です。
歌が人に「希望」を与える――。
音楽には、多くの人が知っているようにリラクゼーション効果があります。
しかし、それ以上に、歌は人々を繋ぎ、「大きな壁」を超えてゆく力を与えてくれるものでもある。
その力を誰よりもよく知り、そして多くの感動を与えてくれるコロン氏のお話を、ぜひお聞きください。
こうのすコミュニティ大学特別講座【音楽と共に歩む平和と多様性】は、こちらから予約できます。
また、この講座はオンラインでの参加も可能です。
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